ようやくこの日が訪れました。新曲を増やし、チラシを大量に印刷し、他記事のアップもせず、数回分の集客をして、満を辞して迎えたはずのブルームード当日。

それが生憎の雨ですよ(笑)

ずっとシトシト、時に霧雨、たまに大粒、いやもう参った。我々はプロではないので、雨天荒天はお客様の出足にダイレクトに響きます。この雨のせいで、行くか行かないか悩んでた人たちの何パーセントかは確実に失われたことでしょう。ファーストライブからこのかた、FUNK LOVEのライブ日は荒天多すぎです。目の前に広がる再開発真っ只中の築地市場跡。至る所が工事中で歩道の整備もままならず、長靴が必要なほどの水たまりだらけ。加えて周囲はオフィス街、土日は食事をするところもなく、最寄りの駅より空いているコンビニまでの方が遠いくらいの不便な場所となっていました。

にも関わらずお越しくださったそこのあなた!!

感謝感激、本当にありがとうございました。おかげさまで(×3)、つつがなくステージを務めあげることができました。

Nov23,2019
BULE MOOD

01. Play That Funky Music
02. Work To Do
ーmc
03. Lately
04. Don’t You Worry ‘bout a Thing
ーmc
05. Just The Two Of Us
06. Virtual Insanity
ーmc
07. Billie Jean
08. Rock With You
09. I Want You Back
ーenc
10. Higher Ground (short version)

今回のセットリストはギターのミゲール作。ノリのいいナンバー「Play That Funky Music」初披露です。新曲は緊張するので、いっその事「最初に持って来ちゃえ」という流れ、このところよくあります。

ゲスト出演の我々、出演は2バンド目、丁度お酒の入る頃合いも手伝って、とにかくお客様の反応が素晴らしい。ステージからその姿を見ていて、正直「もっともっと真剣に集客すればよかったな…」と反省しました。立ち見でも何でもいいから、このステージだけは絶対に多くの人に見てもらうべきだった。「FUNK LOVEってこういうバンドなんですよ」と掛け値なく胸を張って言えるベストバウト、現時点での最高に近いパフォーマンスのステージだったと思います。

自画自賛し過ぎ?
ダサいですね(笑)

それもこれもメンバーが集客を頑張ってくれて「ホーム的な雰囲気」で演奏できたこと、そしてこのBULE MOODの「マジック」があってこそです。リハの時から音がいい、とにかく音がいい、何とも演奏がしやすい。もうそれだけでテンションが上がる。照明もしっかりしていて、我々でもプロっぽく見えちゃうもん。これは卑怯だ、かなり盛れてる(笑)。ライブが終わってから多くのお客様に、これまで無かったくらいの高評価を頂戴しましたが、実のところこういう音と見た目の『お化粧効果』が、すごーく効いていたのだと思います。

また本来なら、こういうところに出演するのが「当たり前」みたいな面をしてた方が、バンドとしてもミュージシャンとしてもカッコいいのだと思いますが、どんなにクールに振る舞っていても、ついつい滲み出る「僕たちここに出れてとても嬉しいでーす」という隠しきれないアティテュード(笑)。この日は我々にとって「一世一代」は大袈裟にしても、荒天を吹き飛ばすかなりの「ハレの日」だったことは間違いありません。

ライブが終了しての帰り際、スタッフの方々に挨拶をしながら「こんなところにはもう出れないかもなあ」って何となく思いました。一年かけて楽曲も集客も増え、懸念されていた「時期尚早」は何とかクリアできていたような気がしていましたが、全体的に分不相応というか、背伸びし過ぎたというか、やっぱり我々には敷居が高かったですわ(笑)

この日、我々FUNK LOVEが呼んだお客様の数は合計43名。この数字は普段のライブハウスならワンマンライブができるレベルの集客人数です。その数字を聞いて誇らしく思うとともに、毎回誰かのお世話になっているということを改めて痛感しました。この数字は「純粋なお客様」ではなく、限りなく「友人・知人の数」に近いもの。これから先、できることであれば、誰に声を掛けることもなく、純粋に我々を観たいと思っていただけるお客様だけで、この43名という数字をクリアしたい。今回、個人的に色々と考えるところがあり、このライブを通じての目標に据えたいと思います。

最後になりましたが対バンの皆さん、ホストバンドの皆様方、おかげさまでいい経験になり色々と勉強させていただきました。改めまして本当にありがとうございました。